いよいよ内視鏡検査。
検査前にお尻に穴の開いた紙パンツに着替えさせれれた。
検査台に立たされて、自動的ベッドが動いてに寝かせれる。
サンダーバードみたい。
左肩に筋肉注射を打たれる。
看護士さん「よーく、もんで下さい」
俺「はい、もむのは得意ですから」
と、冗談が言えたのもここまで。
ナース「直腸と大腸の間のS字になったところに内視鏡が通過する際に痛みがあるかもしれませんので・・・」
一応、覚悟は、しておこう。
検査室にドクターが入ってくると雰囲気が一転。
なにやら検査が混んでいる様子。
ここのドクター、普段から看護士さんにキツイのだが、今日はソレにも増して機嫌が悪そう。
ドクター「便秘気味かね?」
俺「はい」
ドクター「便秘の人は腸が長い。こりゃ時間がかかるな。」
腸の長いのは俺のせいかよ。
さていよいよ検査突入・・・
と、心の準備もままならないうちに、なにか肛門にぶち込まれた。
本当に「
ぶち込まれた」という表現がぴったりなくらい。
途中で止まったのか、今度は力任せに
グイグイとねじり込んできやがる!
痛すぎて声もでない。
ドクター「あー、力抜いて!」
半切れ・・・
内視鏡がS字にたどり着く前にすでに痛さ限界。
全身力が入ってどうしようもない。
それでも、おかまいなしにグイグイ押し込むドクター。
あんたドSだよ・・・
やっと肛門を通過して今度は問題のS字部分に差し掛かると、痛み倍増!
限界を超えた。
軽く意識が遠のき、三途の川が見え隠れ。
ドクター「はい、モニター見てください」
モニターには元気そうな俺の大腸が映し出されていた。
うすいピンク色のそれは素人の俺にでもわかるくらい健康そのもの・・・
あの血便は何だったんだよ!
でも、ちょっと安心。
死闘30分
やっと検査が終わった。
とはいうものの、検査時に送り込まれた空気が大腸にたまって苦しい。
まるでストローをケツに差し込まれ空気を入れられたカエルのようだ。
とりあえず、着替えて10分ほど横たわってると、ドクターに呼ばれた。
いよいよ結果発表だ。
ドクター「さっきもモニターで見てもらいましたが、特に異常はありませんでした。ただちょっと肛門に傷がありましたね。座薬出しときましょう」
俺「それって、さっき送管の時に付いたんじゃないのかよ!」
と、思ったが、まあいいや、癌でもなかったことだし。
よかったよ無事で。
てなわけで、心配事は吹き飛んだのです!
めでたしめでたし!