なんと福岡から参加組の3人は集合時間に遅れてしまい、諫早で合流することなった。ファミレスで朝食を済ませ先発隊を待つことにする。これで約40㎞の短縮となった。地図上では175kmの行程なので、135kmくらいか?ちょっと物足らないかな?(と、思っていたが、それが、大間違いだった。)午前8時に合流し走り始めると強烈な向かい風。ウォームアップすらできていない脚にはキツ過ぎる。10kmほど走ったところで一休み。「こんなので完走できるなだろうか?」と不安になる。
大村湾沿いの道路に出ると向かい風は更に増した。車も多いので走りにくい。シーモンキーさんに先頭を引いてもらい、俺、シャシャキさんの3両編成で走っていたが、途中からシーモンキーさんにスパートをかけられ千切れそうになった。ここで切離されると、とてもじゃないがこのスピードはキープできそうもないので、必死に付いていった。途中シャシャキさんが遅れだし一段目ロケット切離し(笑)一瞬、俺が先頭を引いたが、強烈な向かい風のため速度が維持できない。ここはパワーがあるシーモンキーさんに甘えることにしコバンザメ走法に徹した。
川棚からは車の数が激減し、のどかな田園風景になり、俄然、走りやすくなる。身体も暖まってきたので、ちょっと飛ばしてみた。先発隊は40kmのハンディキャップと向い風が効いてきたのか、速度ががっくし落ちてきていた。先頭を引くも後続は千切れまくり。
波佐見からは、なべでっち師匠が合流し、大胆にも師匠が引く先頭グループに合流。緩い下りと陶芸や田園地帯を気持ちよく走っていたが、俺にとっては、かなりのハイスピード。前を引くなべでっち師匠は700cホイール52*15くらいで回しているが、こっちは650cホイール、52*12のアウター*トップでフル回転。アップダウンが始まりだすと徐々に速度が落ち、ついには千切れた。登りになると一気に速度が落ちるのは痩せないと解消しないのか?10kgの錘はやはり重すぎるな。
次の休憩ポイント松浦ではシゲキックスさん御夫妻からの「新米おにぎり」の差し入れがあり、あまりの美味さに、皆で、あっという間に平らげた。シゲキックス御夫妻どうもありがとうございました。
松浦から平戸口までは綺麗な海岸線を走った。進行方向が南に変わると、今までの向かい風が追い風となりアシストしてくれた。お陰で上り坂は少し楽にこなせたが、相変わらず遅いのには変わりない。中盤のオーバースピードが祟りスタミナ切れぎみになり、一気にスローダウン。平戸口までで約110km走行した。下調べした距離ではあと40kmほどで完走のはずだった。
平戸大橋は横風に煽られ、かなりビビリながら渡った。平戸島に渡るとアップダウンの繰り返し。ひとつひとつは大した勾配でも長さでもないが数が多い。ゴールの宮ノ浦まで、いったい幾つの峠を越えただろう?時折見える美しい海岸の景色に癒されながら、ひとり走っていると、前方に先行しているはずのシーモンキーさん発見。かなりペースダウンしている様子。得意の下りと平坦地でスパートをかけると、なんと捕捉できた。今度はお世話になったお返しに前を引こうとしたが千切れてしまった。いままで強風の向い風の中、散々前を引かせていたのでスタミナ切れか?申し訳ない。
最後の休憩ポイントを超え、予定ではゴール地点の宮ノ浦まで、あと5kmほどでのはずだが、ここでとんでもない事実が発覚。「宮ノ浦 22km」の標識が!主催者ゲロリン発表の全行程200kmは間違えではなかった。平戸島は予想を超える大きな島だ。しかし既に脚は空っぽ状態。おまけにハンガーノックと眠気が襲ってきた。宮ノ浦漁港の看板が見えたが、誰の姿も見えない。ゴールはまだ先らしい。ヘロヘロになりながらも夕暮れ間近ようやくゴール。行程はメーター読みで165kmだった。もしフルコース200km走っていたら完走は難しかったかもしれない。
そこからサポートカーに自転車を積み込み宿まで移動した。僅かな時間だったが、余程疲れていたのかいつの間にやら爆睡していた。最後にサポートをしてくださった皆さん、応援の書き込みをして下さった皆さん、どうもありがとうございました。
GPSのデータでは以下の通り
MAX SPEED 58.1km
TRIP ODO 154km
MOV'N AVG 22.2kh
MOV'N TIME 6:57