ショップに依頼していたMTBリジットフォークの改造は、納期未定のため昨年末ロードフレームと同様、ショップから引き上げてきた。フォークをバラしてみると、クロモリのコラムにアルミのカラーを圧入しヘッド小物の下玉受けの台座としているが、このカラーの厚みは設計では最薄部で0.6mmしかないことがわかった。アルミを旋盤で削りだして作っても、たった0.6mmの厚みでは精度が出せるかどうか不安だし、仮に加工できても、使っているうちに変形し、使い物にならなくなりそうなので、このまま廃棄することに決定。
昨年末、ネット通販店「
サイクルベースあさひ」で見つけておいた「TANGE ウルトラライトフォーク」を購入しようと思ったが、すでに売り切れ。代わりに「
TANGE ストラッツフォーク」を購入した。あさひの説明では
長期保管の商品なので、塗装にクスミがありますが、予めご了承下さい。
右の詳細画像のように、肩部分にキャップがありません。予めご了承下さい。
とあり、少々不安だった。
注文から5日ほどで手元に届いた商品を見て見ると防錆のためか全体にグリスらしき油が塗られていた。コラム部には「92」の刻印があり1992年製造なのだろうか?そのためかグリスは経年変化で干からびていた。
こびりついたグリスをウエスで拭き取ると曇った塗装面が露になり、ウエスで軽く磨いてみたが、曇は取れなかった。「あちゃー、こりゃダメかな?」とダメ元でコンパウンドで磨いてみたら、見事に曇が消えた。磨きこむと黒メッキ並に艶が出てきて、こりゃラッキー!
右:磨き済 左:磨き前
あと残された問題は肩のキャップだが、これはまた後日報告しよう。