いい加減凹みましたが、気を取り直して再び走り始めることにしました。
そして、やっと、たどり着いたPC2のセブンイレブン。距離にして約73km。まだ1/3しか走っていませんが、さっきまでのトラブルのためか、かなり焦燥しています。
と、いうより眠い。
今回もいつも通り、前日、いや当日早朝まで仕事をしていて1時間半ほどの睡眠しか取っていません。スタート前に紅茶500mlを飲み干し、カフェインでお目目パッチリ覚醒していたのですが、どうやら薬が切れたようです。集中力が無くなってきたのも、そのせいでしょうか?
お店でパン2個とコーラを1本買って、携帯の
nanacoで「チャリーン」と、支払いを済ませます。現金を持たなくても、おつりの小銭も貰わなくて済むのでnanacoは便利です。
お店の前でパンをかじり、コーラを半分ほど飲んで再出発。小さな峠を超え、筑豊のシンボル香春岳を見ながら走り、つづいて新仲哀トンネルを抜け行橋市へ入ります。このあたりになると完全に雨もあがり曇り空へと変わってきました。半乾きの冬用タイツが重たく感じられ、濡れたシューズの中の足が、ふやけているのが気になります。
調子が上がってきたところで、PC3(96km地点)到着です。ここで約半分。でもこの調子なら最期まで走りきることができそうな予感です。天候も回復し倒木も除去されたとのことで、初めのQシート通り、平尾台(標高400m)を越えるとの発表がありました。これからの峠に備え即効性のあるウイダーを補給し再び走り出します。
初めは集団でしたが、峠に差し掛かるとガクンと出力が低下します。先週の100SPINで回転数は上げられることは確認済みでしたが、トルクの方は全然あがりません。2ヶ月も自転車に乗れなかったので、仕方がありませんが、それ以上に、ふやけた足の爪が柔らかくなっていて、爪先に力が入りません。次第に痛みさえ感じるようになってきました。(後でみたら
爪が縦に真っ二つに割れてました。
痛いわけだ。orz)まあ、リハビリだと思ってジワジワ登っていきます。
(笑っていますがこの時点で既に爪は割れていたものと思われ・・・)
途中、スタッフKさんが写真を撮られていたので
「あとどのくらいですかーーーっ?」
と、訪ねたら
「まだ半分もきてないよー!あははははー!」
との答え。まだ登るのかっ!聞かなきゃよかったよ。orz
そんな、平尾台ですが、景色は素晴らしく、途中、白糸の滝のような奇麗な滝が遠くの絶壁に見えたり、下の方から標高が上がるにつれ生えている植物が、竹林から草原に変わっていく様は見ていて癒されました。
ヨタヨタと峠を登りつめ、ようやくPC4(108km)到着です。この峠を越えれば残り100kmは楽なものです。標高が高いのですぐに身体が冷えてしまいます。ふから会長を待って休憩もそこそこに再スタート。ここからはダウンヒルですが、前日の台風の影響で濡れた路面に小枝が散らばっているので飛ばす気になれず、ジワジワと下っていきます。
下界に到着すると、ここからPC5までは地元なのでQシートやGPSに頼らずとも走れます。合馬の峠に入る前に、ふから会長から「ここからはマイペースで行きますので先に行ってください」との許しを受け、自分のペースで走らせてもらいました。
(走行中、ふから会長から何度も、「ばんじーさんペース落としてるでしょう?」とか「先に行っていいですよ」と言われ、かなり俺の脚をひっぱってるんじゃないかと気にしてたようですが、俺としては、ふたりで走ったほうが心強く走れたし、あれでもペースも極端に落としていたわけじゃないですよ。それにブルベはスピードを競う競技じゃないですから!)
とはいえ、膝のテストもしてみたかったので、ほんのちょっと峠でスタンディングでこいでみました。予想以上に大腿部の筋力が低下していてすぐにダウンしてしまいます。
峠の手前で先行する一人を見つけ抜くことが出来ました。もしかして先行している集団もそんなに離れていないのかもしれません。先に進むと畑ダム下の信号で先行する集団が視界に捕らえる距離まで追いつきました。(あとで、亀仙人さんのレポートにありましたが、この集団は田代別れで休憩していたそうです。)次のPC5(138km)までにはなんとか追いつき同時に到着。
でも無駄に体力使ってしまいました。時刻は17時。
そろそろ日没の時間が気になりだしました。
つづく