9/16 心配された台風11号の直撃を免れ、無事開催となった。天気は晴天。今日のコースになっている朝倉郡付近の昨日の気温は35度を越えていたが、今日の予想最高気温は31度なので安心か?
スタート(福間)~CP1(志賀島)31.36km地点
定刻どおり午前8時スタート。今日はYouTubeを動画をリアルタイムでアップしながら走る。何分初めてなもので、どうなることやら?それにしても携帯で動画を撮影しメールに添付して送信する作業は意外と時間がかかる。
みんながスタートするシーンを撮影、アップ後、自分もスタート。先行は既に見えなくなっていた。それにしても朝8時代にして気温がかなり上昇している。日差しが強くジリジリ焼け付くような暑さ。膝に塗っておいたホットクリームが効きすぎて火傷しそうなくらいヒリヒリする。
快調に飛ばして本日一番景色がよいであろう「海の中道」を通過。ここは金印が発見された志賀島へ続く両側が海の自然にできた砂浜の橋だ。(
動画リンク)
志賀島に渡りきれいな海岸線を走り、9:19CP1到着。自販機でペットボトルの500mlの水を購入。この時点でかなりのオーバーヒート。水でも被らないとかなりやばい。被り水を求めトイレに行くが洗面所の水は全て止められていた。orz
CP1(志賀島)~CP2(赤間)74.5km地点志賀島から市街地に戻る。旧3号線に戻る頃には補給水が尽きてしまった。郊外に出る前にコンビニで水500mlとポカリスエット1Lを購入。入り口に停めておいた自転車をオバサンに派手に倒されハンドルが傷だらけになる。orz
3号線を越え郊外に出ると少しは涼しくなったが、今度は向かい風でスピードが上がらない。米の口峠を越え赤間市内に入る。市内で100kmマラソンの参加者とすれ違う。この人たちも暑さに参っている様子。11:52CP2到着。あまりの暑さに全身水を被って冷却。
CP2(赤間)~CP3(田川郡添田町)114.42km地点CP2を出てすぐに猿田峠を越えたコンビニで昼食。おにぎり2個とアクエリアス1Lと水500mlを購入。室木あたりから急に天候が崩れ雷雨となる。暑すぎたので丁度いいかと思ったが、降ったり止んだりで、今度は蒸し暑さ倍増。直方市外を抜け彦山川沿いの細い土手を走る。向かい風と横風に煽られ、一部、歩道に避難。途中メーターが100kmをカウント。されどまだ1/3しか走っていない。このペースだと、ゴールは翌朝3時くらいか?気が遠くなる。
田川市街に入る頃には、雨は本降りとなり、雷まで鳴りだした。走っている目の前で稲光が走ると身の危険を感じる。CP3に到着する頃には、雨脚はさらに増し土砂降りになった。16:53CP3到着。CPのコンビニで梅が枝餅、ゼリー、Dr.Pepperを購入。レジで店員さんから何かイベントでもやってるんですか?と、聞かれ、300km走ってるんです。あと200km走らないといけません。と、答えると驚かれた。当たり前か・・・
CP3~CP4(英彦山)136.53km地点
CP3からは、本日の難所のひとつ「英彦山」を越えなくてはならない。まずは英彦山の手前の戸立峠を越える。この辺りまでは比較的、やる気も元気もあり快調に走れたが、みやこ別れからの英彦山ヒルクライムコースに入るとガクンとペースダウン。メーターは約8km/hをさしているから、峠までは約1時間かかることになる。トリプルギヤが欲しくなった。
途中から睡魔に襲われ、あくびを連発。脚も回らなくなり、何度か降りて歩いてしまった。GPSの標高計は上がったり下がったりで当てにならないし、車で試走したときより何倍も長く感じた。そのうえ土砂降りだ。同じような景色のコーナーを越えるたびに、今度こそ峠だ!との思いを何度も裏切られた。
それでも、まだまだ時間的に余裕があるだろうと思っていたのだが、時計を見ると16:30!CP4の脚きり時間は17:00。(このときキューシートが雨で濡れれて文字が滲んで17:00と見えたが、実際は17:08だった。)GPSの標高が600m。車で試走したときのデータでは800mほどだったので残り200m.
しかも、CPまでは下りだが結構な距離があり、この雨ではスピードも出せないので間に合うかどうかギリギリだ。
諦めるか?それとも走りきるか?俺は後者を選択することにした。そこからは膝をギシギシ言わせながら(実はこの膝をこれ以上痛めたくないために、ペースを落としていた)鬼こぎ。峠に到着したのが16:45。ここから、後15分でCPまで到着できるだろうか?車でも10分くらいかかったような記憶があるので非常に微妙。
対向車にアピールするためにライトを点け下り始めるが、昨日、履き替えたばかりのスリックタイヤでは何時スリップしてもおかしくは無い。それでも必死にCP目指して走り抜けた。
16:56CP到着。何とか間に合った。恐らく俺が、ここを通過する最終ライダーだろう。預けておいたドロップバッグを受け取り。パンケーキ、パイナップルジュース、ゼリーなど補給食を貪るように食べる。それから下りとナイトランの準備をしようとした瞬間。あと二つ大きな峠を越え170km近く、11時間近くも雨の中を走るのかと思うと、急激にテンションが下がってしまった。
もう、いいじゃないか、このままリタイヤしようと決心した。モチベーションがここまで下がってしまってはどうしようもない。雨で濡れた身体に急に寒気が襲った。一気にここまでテンションが下がるとは・・・
天候の激変も去ることながら、モチベーションの維持の大切さを思い知らされた一日でした。
最後にはなりますが、応援してくださったみなさん。スタッフのみなさん、ありがとうございました。
参加されたみなさん。お疲れ様でした。あのコンディションの中最後まで走り抜けるなんて、すごいです。