2007/11/11福岡県古賀市で行われた、九州ラリーレイド 開幕ラリーに参加してきました。
思えばここ5年くらいはラリーに出てない。おまけに肺炎を起こし先月は10日間も寝たきりで、それ以来、養生のために自転車には乗っていません。いろんな意味での復帰戦となりました。
準備段階で、コンパスやマップケースなど、何処へ仕舞ったのか忘れてしまったものもあり、揃えるのに苦労しました。ロードでは使うことの無かった、キャメルバッグも久々の登場です。
さて今回は実験的にハンディGPSに予め国土地理院の地図に記載されている山の標高や池、学校高速道路などの目印になるであろうデータを入力してみることにしました。実戦では、まだ一度も使ったことのない方法ですが、以前から一度試してみたかった。今回は半日程度の狭い範囲を走るであろうから実現できる作戦です。データの入力には結構時間がかかり、4時間くらい費やしました。さて、どこまで役に立つやら??
前日は、仕事が終わって早めに就寝の予定でしたが、久しぶりのラリーで、装備や食事のことなんか考えていたら、なかなか寝付けずに、一睡もしないまま、朝になってしまい、そのまま集合場所に向かいました。
集合場所には早くも半数以上の参加者が到着し自転車を組み立てたり、準備してました。
予定より少し遅れてブリーフィング開始。今回のコースクリエーターの館ミチくんの説明が始まります。ミチくんのブリーフィングは割りと詳しく説明してくれるので、安心と言えば安心。ただし肝心な部分を聞き逃さないようにしなくてはなりません。
今回はチラシしか紙が無くて、その裏にびっしりデータを書き込みました。(でも、案外見易くてよかったです。)ブリーフィングも無事に終わり、スタート前の準備にとりかかります。今日は気温が低く、半袖、アームウォーマーと短レーパン、ニーウォーマーの組み合わせで走るつもりでしたが、冬用の上下ウエアに急遽着替えました。日ごろから走っていれば、この頃の気温がどの程度なのかも分かるのでしょうが、なんせ1ヵ月半も、まともに乗っていません。
準備も整い、アリベ(スタート地点)に移動すると、すでにウォームアップと称し坂を上ったり降りたりすてる参加者がいました。元気いいなー(笑)そんな余分な体力は無いので、無論、俺は不参加です。
9時過ぎ、さあ、スタート時間が来て一斉にスタートしました。みなさん結構なスピードで飛び出していきますが、俺は無理して心臓発作でも起こさないようにユルユルとスタート。ビデオも撮っていたので、この時点ですでに最下位です(笑)
まあ、ラリーの面白いところは脚力だけじゃないってところですので、その辺は気にせず、のんびりとマイペースをキープ。PC1を前にnセンセが遠くのほうをアチコチ走り回ってるのが見えます。あれ?早くもロストかな?(笑)nセンセとラリーを走るのは恐らく初めてですが、なかかなの要注意人物のようです。(笑)
ふと、昨夜データを入力しておいたGPSと地図を比較し、どの程度現在位置が分かるのかを確認しようとしましたが、無い!GPSが無い!!恐らくウエアを着替えたときにポケットの中に入れたまま、忘れてきたのでしょう・・・4時間の苦労が水の泡です。orz
こうなると、前方の人から離れないように着いていくのが得策です。気を取り直し、ペースを上げようとしましたが、PC1手前にて早くも、ふから会長、しゃしゃきさん、俺の「teamメタボ」が形成されていました。
PC1ではお墓の数がQPとして設けられていたのですが、危うく通り過ぎるところでした。少し引き返しただけで済みましたが、どうやらこのメンバーでは誰も当てにできないようです。(笑)
他の参加者は恐ろしいスピードで影も形も見えませんが、さっきまで遠方を走り回っていたnセンセが、何故か後方から追い抜いていきました。でもね、また地図に記載されたコースを大きく外れていってしまいましたよ(笑)どこまで行くんやろ??
続いてPC2、ここもQPを兼ねていて「何が祭られているか?」が問題ですが、フランス人の参加者には「薬師如来」の漢字は難しかったでしょうね?ここで、再びnセンセ登場。ソソクサと答えを書いて猛ダッシュで走り去りましたが、またコースを外れていきました。
続いてPC3兼QP3。ここは神社の名前が質問でしたが、フランス人には無理でしょ?こっそり「クマノ」と教えてあげましたよ。(笑)このあたりから、ふからチームとは別れを告げ、引き離しにかかりました。
続いてPC4に向かいます。途中、S野さんが「逆方向だよ、さっきの坂道登るみたい」と言いながら、逆走してきました。確かにいかにも怪しい分岐があったのですが、ラリーでは信じられるのは自分だけの信条に逆らわず、先に進みます。
しかし、次の分岐を見落とし行き過ぎてしまい、逆走していると、再び、ふからチームと合流です。なんとなく不安ですがね(笑)すると、またしてもnセンセが追い抜いていきました。(爆)PC4では到着タイムをボードに記入して通過するのですが、この時点で我々が最下位なのが分かりました。orzまあ、こんなもんですよ。
続いて、PC5に向かいます。この辺りは「土佐犬注意」との説明を受けていましたが、本当に多くの土佐犬が飼われていて、間違ってあの中に入り込んでしまったら恐らく命は無いでしょう(笑)
九州道を越え、再びラフロードに入りました。この辺りは何度もラリーで使われているので、記憶に残っています。しかしPC6の「木のトンネル」らしきものを通過してしまいました。この辺りは、まだ地図と距離感のシンクロが上手くいってないんでしょうね。引き返してくると再び、ふから組の二人と合流し、PC6発見。本当に抜いても抜いても追いつかれてます。orz
次は、いよいよ地獄の担ぎの待つシングルトラックに向け、山の方へ走り出します。
つづく