6/7(土曜)入梅前の貴重な晴れ間を縫って、大分県別府に秘湯めぐりに行ってきました。最近はTVの取材やあちこちのHPでも紹介されるようになったので、秘湯という感じではなくなってきたのですが、それでも大自然の中で100%かけ流しの湯に入れるというのは、MTBと温泉好きな俺にとってはたまらない魅力です。
実は2~3年前から計画を立てていたのですが、なかなか実行に移すことができずにいまし。週間天気予報を見てると明日の晴れを逃すと、このまま梅雨に入りそうです。明日を逃せば、いつチャンスが訪れるかわかりません。ピク@嫁に許可をもらって計画実行!
数年前にGPSデータを作っておいたのですが、どこに行ったかわからないので、再度作り直すことから始めます。netで検索してみると、数年前より遥かに情報量が増えてます。これはありがたい。大体のルートを把握して、GPSにインストール。
続いて仕事が終わった深夜2時過ぎからMTBの整備。昨年のラリーから乗ってないので、チューブレスタイヤやサスペンションのエアが完全に抜け切っていましたが、他は注油だけでOK!
MTBと着替えや装備を車に詰めこみ午前3時出発。北九州都市高速を経由して国道10号線を別府までひた走ります。市内ではガソリンが165円にもなっていますが、大分県はもっと高く、170円近くなってます。ここは大型トラックの後ろに付き法定速度ギリギリの燃費走行を心がけます。
午前6時別府到着。街全体が温泉(硫黄)の香りがしてて、あちこちに湯気が立ち上ってます。吉野家で朝食(牛丼大盛)を済ませ、コンビニで水と補給食を買い入れて、温泉を目指します。。国道500号線を明礬温泉まで走り、脇道に入ります。ここからはGPSの出番です。
細い路をドンドン登っていくと、「蛇ん湯」「鍋山温泉」入り口の看板が立ってます。想像以上に観光地化されてるのでしょうか?もう少し登っていくと舗装が切れました。この先、どの程度荒れているかは分からないので、ここで車を降りて、MTBに乗り換えます。
舗装こそされていませんが、道幅は広くMTBなら快適に走れるレベルです。(普通車にはやや厳しいかな?」しばらく登ると視界が開けて、すばらしい景色が拝めます。
扇山の稜線がきれいです。
下界には別府市内を一望。あちこちに湯煙が上がってます。
もうしばらく登ると、「鍋山温泉郷」と書かれた大きな門扉が現れます。車止めがしてあるので、車で登れるのはここまでです。ここからは道は荒れ放題、MTBなら大丈夫ですが、大きな石がゴロゴロしてます。
どんどん登っていくと急に視界が開け「仮面ライダー」のロケに使われそうな荒涼とした大地が広がります。
そして温泉入り口。俺が入ろうとすると男の人が2名出てきて「今。女性が入ってます!でも水着きてるから大丈夫ですよ」とのこと。ちょっとだけ奥を覗くと、
ピンクのビキニを着た若い女性が温泉に入ってます!さらに「上にも泥の温泉がありますよ」とのことですので、このまま入って行きたい気持ちを、ぐっと押さえ(笑)先に上の温泉に行ってみます。道はあって無いような道で、路面が脆くなっていて、かなり滑りやすい。
辿りついたそこは正に秘湯に相応しい絶景です。扇山の稜線と遠くに別府市内を一望できます。
源泉がすぐ近くにありポコポコ音を立てているので、さぞかし熱いのだろうと想像していたのですが、手を漬けてみると、丁度いい湯加減。
赤いものが浮いているので、何かと思ったら「川蟹」でした(笑)「死ぬ前に一度入ってみたかった・・・」などと、言ったのでしょうか?
泥湯と聞いて、もっと粘土質なのを想像していましたが、意外とサラサラしています。これは入るしかない!と、ヘルメットとジャージを脱ぎ捨て入ってみました。(ここは脱衣場などなく、外からは丸見えです!)温泉に入って眺める景色は更に最高です!
しばらくすると、男性が登ってきました。カメラに三脚を付けてジャンジャン撮ってます。どこから来たのか尋ねると、名古屋から来られたそうです。すごいですねー。
誰かシャンプーとリンスを忘れてましたよ(笑)温泉と銭湯を勘違いしてるんじゃないでしょうかね?自然の中でシャンプーなんか使えば、下流にいる魚や蟹などの水生生物は一発で死滅しますからね。
温泉と景色を満喫して、先ほどの下の温泉に移動します。女性が出て行くのを確認して、中に入ります。ここは湯煙が立ちのぼり、かなり熱そうです。源泉を探ると、近くを通りかかったときに、足に蒸気が少しかかっただけでも、火傷しそうなくらい熱かった。話によれば源泉は100度近くあるらしい。それを川の水をホースで引いてうめながら入るのです。
こちらは周りを草木に囲まれ景色はイマイチですが、小鳥の声が聞こえていい感じです。ただし熱かったので2分くらいしか入れませんでした(笑)
透明でサラサラしていて、上の泉質とは全く異なります。さて着替えを済ませ、次の「蛇ん湯」(へびんゆ)に移動です。
つづく