エンジンがかからなくて、まず最初に思いつくのがキャブレターの不調。
今頃のバイクはFI化してて、そんなの知らんわって若造諸君も多いのだろうか?
まあ、とりあえずバラす。
シート外す
↓
タンク下ろす
↓
巨大エアクリーナーBOX下ろす
↓
キャブレター外す←
いまココ
↓
キャブレターバラす
↓
キャブレター掃除する
↓
組み立てる
あぁ、文字で書くと簡単ですが、実際やってみると中々大変ですよ。
FTRと比べると2~3倍は時間がかかってます。
なにせ4気筒だし、エア、燃料系の配管が隙間という隙間に、ねじり込んである感じで、
「これ組立られるの?」って心配になりながら、デジカメで現場画像撮りまくりながらの作業となりました。
作業をしながら、80年代後半のバイクが最も華やかだった時代。
このような手の込んだ、コスト、ど返ししたバイクが設計、製造され、市販されていたのだと思うと、胸が熱くなりました。
今では到底無理。
市販されたとしても250ccで100万円とかするんでしょうな。
さてさて、タンク、エアクリーナーを下ろして、エンジン、キャブレター部を露わにしてみると、このバイクろくに整備されてないなーって思いました。
何故かって?
ネジの頭にキズひとつ無いから。
新車時から殆ど整備されてないようです。
走行距離、約1万キロ。
バイクとしては、ソコソコ走っているようですが・・・
取り外したキャブレター。取り外すときにキャブとシリンダーを繋いでいるインシュレーターのバンドのネジが3つ無くなってました。(あまりにゴチャゴチャしているので諦める気持ちもわかります)
前のオーナーさんがバラそうとして、諦めたのでしょうか?
キャブを開けてみると、スラッジが溜まってました。
これではジェットが詰まっても不思議ではありません。
バラバラにして灯油洗浄、余計な油分はパーツクリーナーで落とし、てゴムパーツはシリコンスプレーで潤いを与えて、組立。バルブの開閉を目で見ながら4つが同じ動きになるように調整。
で、とりあえずアクセルワイヤーとチョークワイヤーを取付て、シリンダーに仮付け。
キャブレターにガソリンを注ぎ、エンジンON!
・・・・しかし掛からない。orz
オイルランプ点いてるし・・・ オイルランプ???
まさかと思ってエンジンオイルを調べたら、レベル以下でした。
とりあえず、手持ちのG1オイル(ホンダの一番安いオイル、カブなんかで使うやつですね)を入れてみたら、
1Lごっくんされましたwww
いやー、ヤバかった!
このまま回し続けたら焼き付き間違いなしでした。
で、再始動。
以前とは回り方が全然違います。
軽い!軽い!
あっという間にエンジンが掛かりました。
もしかして、悪かったのはエンジンオイル?
まぁ、キャブもいい感じで汚れたのでスッキリしたし良しとしましょう!w
粗大ごみにならなくてヨカッター!