土曜朝10時に自宅を出発。高速道路で小月インターまで移動しそこからは国道を使って日置まで移動。千畳敷近くで道を間違えてしまい、発電風車が見える岬をグルグルと周る。景色がいいので、良しとしよう。
一旦、国道まで戻り、1時間ほどしてようやく千畳敷に辿り着いたのが午後1時過ぎ。腹ペコのピク@嫁とカントリー・キッチン(レストラン)に飛び込みんだ。ここのカレー、5年前も食べて美味しかったので、来る前からカレーを注文しようと、ふたりで決めていた。
今日は天気がいいのでレストランの窓から遠くの景色まで見渡せる。海と空の境が分からないくらい、どちらも青く綺麗だ。
あっという間にカレーを平らげ、キャンプ場のお金を払い。今晩の宿泊地である、テントの設営。5年ぶりに張るテントはフレームが柔になってて、組み立てが大変だったが、ふたりで力を合わせてなんとか設置完了。
時間に余裕があるので海で泳ぎたかったが、嫁は水着を持ってきておらず、あえなく却下。夕食は長門で取ろうと決めていたので、長門方面へ移動。仙崎港付近を車でブラブラしていたら「金子みすゞ記念館」の看板を見つけ、とりあえず行ってみることにした。いままで何度も訪れていた仙崎の町だが、表通りと違い、裏通りは明治や大正時代を感じさせる古い建物が立ち並んでいた。
暫く歩くと、古い商店街があった。どうやら昔は、ここが仙崎のメインストリートだったのらしい。今日は旧暦の七夕まつりで、通り一面に短冊を飾りつけた笹が飾られていて、賑やかだ。その通りの一角に、みすゞの生家である書店を再現し、その隣に展示館を併設して「金子みすゞ記念館」としてある。
夕食までには、まだまだ時間があるので、じっくり時間をかけて拝館。再現された生家には古い本の復刻版が展示販売され、釜戸や薪で沸かす風呂なども復元されていた。展示館のビデオ室では、みすゞの娘さんがインタビューされたビデオが上映されていた。みすゞ自身は1930年26歳の若さで自殺したのだが、そのとき残された娘さん(79)が、まだ健在でネパールに学校を建てたりして元気に活躍されているそうだ。
エアコンが効いた館内で、たっぷりと時間を過ごし、出口で、嫁とふたり、短冊に願い事を書いた。
ばんじー短冊:一家安全(本当は家内安全と書きたかったが、暑さでやられた頭ではこれで限界(笑)
ピク@嫁短冊:サマージャンボ大当たり!(リアル過ぎ!)
仙崎を後にし、湯本温泉に移動。今回は川辺の共同浴場”恩湯(おんとう)”ではなく、初めてホテル沈水ってところに行ってみた。ところが入口が分かりにくくて一度通り過ぎてしまった。歩道を車で通って入口なんて、普通、思わないぞ!
ピク@嫁と1時間の約束でそれぞれの風呂に入ったがお互いに暑くて時間を大幅に短縮し出てきた。
時間も良い頃合なので、今日のメインと言っていい「うに釜飯」を食べに仙崎の「浜屋」へ再びに移動。
最初に食べた、うに釜飯の味が忘れられなくて、過去3回訪れているが、2回目、3回目は間違えて隣の店に入ってしまって食べられなかった、曰くつきの店だ。
今日は入口を間違えないように、慎重に店を選んで入店。「ここだ!間違いない!」幻の釜飯屋は確かに存在した。
ピク@嫁と迷わず「
うに釜飯」を注文。が、この店、注文してから釜飯を炊くので20分ほど時間がかかる。その間、「うにーうにー!」と想像を膨らませ。限界まできたところで、料理が運ばれてきた。
しかし、この釜飯、運ばれてきてから、また更に2~3分蒸らせと言うではないかぁ!
おあずけ状態で待たされ、ようやく開けることが許された、木製に蓋を取ると、ほんのり「おこげ」の香りが・・・
「うわー、こりゃ辛抱たまらん!」としゃもじで、かき混ぜ「いただきまーす!」
「美味い!」これ以外の言葉が見つからない。気がつけば無言で食べ続ける二人だった。
つづくっ!